JACFについて JACFについて

 ミレニアムを迎えてから15年、変革の時代を迎え、私たちの世界のあり方を問い直す芸術文化の役割はますます重要となってきています。 現代芸術の世界最先端の分野ではジャンルや形式を超え、より創造性そのものに注目が集まり、その活動領域は社会問題や教育、 そしてクリエイティブシティに代表されるように、芸術文化の力による新しい街づくりにまで及んでいます。
 本財団は旧来の習慣や分野にとらわれず自由な視点と発想で民間による新しい公共のあり方を問いながら未来に向けて風穴を開ける事業の振興を目的としています。
街の中に表現活動の現場を作ることで国境を超えた人材の交流を実現し、かつてのモンパルナス、ソーホーがパリ、ニューヨークに芸術文化の街としての特性を持つことに寄与したように、芸術文化が都市や人々の生活を豊かにしてゆくことを目指します。かつてのバウハウスがそうであったように、開かれた創造の現場と研究の場の創出、そして人材の支援、育成こそが世界の未来を担うと信じて止みません。

■ ミッション
当法人は、自由で多様な芸術表現である現代芸術の振興を通して、新たな地域社会、国際社会づくりと発展及び新たな生活・文化の創造に寄与することを目的とし、その目的に資するために、次の事業を行います。

■ 事業内容
  • 現代芸術の振興、芸術家の育成支援、芸術文化の国際交流、芸術文化の活動拠点作り、芸術文化の教育普及に関すること
  • 多様な文化の交流・理解を目指した対話の場づくりに関すること
  • 豊かな個の確立に基づく次世代リーダーシップづくりに関すること
  • 芸術文化政策および芸術文化を通した新たな社会づくりの調査、立案、提言

活動 活動

  • 2022.2.15 去る2月1日に弊財団代表・石原慎太郎が永眠致しました。ここにあらためて生前のご厚誼に深謝し心より御礼申し上げます
  • 2021年度のACF ART AWARD(ジャクフ アート アワード)」は既成のアートの概念を超える精力的な活動を続けるアーティスト・遠藤一郎氏を選出して表彰し助成金を授与することとした。遠藤氏の活動で特筆すべきは東日本大震災の際、震災直後より現地で積極的に地元の方々を支援する活動を続ける事で被災地の心の復興に大きな貢献を果たしたことである。「フューチャーラボ東北」の活動とも縁が深く、JACFが考える社会貢献事業にも貴重な意見を寄与して頂いたことも選出の大きな理由のひとつとなった。
  • 2020年度のACF ART AWARD(ジャクフ アート アワード)」は引き続き外国の、特にアジアのアーティストをサポートする方向で、ヨーロッパを中心に活躍しているオーストラリア出身の音楽家、キャシー・ミリケン氏を選出した。キャシーは当財団も積極的にサポートしていた東日本大震災の被災地における文化発信プロジェクト「フューチャーラボ東北」の主要アーティストでもあり、2021年3月31日に震災十周年を迎えるにあたり、この十年間の経過を振り返る意味でもふさわしいと言えよう。今回は、「助成金の使用目的は各アーティストに委ね、その活動に関して後日レポートを提出してもらう」という通例とは異なり、当財団及びフューチャーラボ東北と岩手県釜石市の社団法人・根浜MINDと震災後十年の記憶をひとつの形にしていくプロジェクトを共に創るべく、助成金はプロジェクトの内容に則して決めていくこととした。
  • 2019年度のACF ART AWARD(ジャクフ アート アワード)」は石原代表の「外国の、特にアジアのアーティストをサポートしたい」という意向を受け、審査委員の検討の結果、世界的に活躍し母国タイではアート、建築、デザインなど多岐に渡る分野で輝かしい活動を続けてクリエイティブ系の若者たちのアイコンとなっているウィット・ピンカンチャナポン氏を選出して表彰し助成金を授与することとした。
  • 2018度よりかねてから検討中であった内外の若手芸術家に対する助成金のサポートを開始した。名称をJACF ART AWARD(ジャクフ アート アワード)」とし、一組のアーティストを選出し大賞として表彰、助成金を授与することとした。初回となる今年度は「球体の家」プロジェクトなど特異な視点を持ちながら国内外で精力的に活動しているアーティスト・永岡大輔氏に決定された。
  • 2017年度は社会貢献事業として継続して「フューチャーラボ東北」に協賛した。2016年度に「フューチャーラボ東北」は英国NPO法人アトランティック・パシフィック・インターナショナル・ライフボート・アソシエーション(AP)と地元一般社団法人・根浜MIND主催で岩手県釜石市において行われた「ライフボート・イン・ア・ボックス(LBB)」プロジェクト、「釜石シーウェーブ レスキュースクール」に協賛したが、2017年度も前年度に引き続き実施された水難救助講習会に向けて、各種申請、運営組織の構築、運営のアドバイスなどの協力を行った。APが毎年釜石を訪れて交流事業を継続していく事も確定し、本事業も一定の成果をあげたと言えるだろう。
  • 2016年度は社会貢献事業として継続して「フューチャーラボ東北」に協賛した。今年度は過去3年間のリサーチの成果として岩手県・釜石市において「ライフボート・イン・ア・ボックス(LBB)」プロジェクトを行った。これはプロジェクトリーダーである英国のNPO法人、アトランティック・パシフィック・インターナショナル・ライフボート・アソシエーション(AP)代表のロビン・ジェンキンズ氏を招き、ロンドン芸術大学、アトランティックカレッジ(AP、ウェールズ)、そして地元釜石市の一般社団法人・根浜MINDと「釜石シーウェーブ レスキュースクール」と水難救助に関するフォーラムを共催したものである。
  • 2016年度は人材育成事業として「ライフボート・イン・ア・ボックス(LBB)」に関するインターンシップと学生のための東北リサーチ・ワークショップも実施した。
  • 2016年度は国際交流事業として引き続き日・アラブ首長国連邦(UAE)芸術家・文化人等交流事業(日・UAE事業と呼ぶ)としてモハメド・ビン・ラシッド財団(MBRF)と提携し、MBRFが主催するプロジェクト「The Knowledge Summit 2016」の日本特集に協力、日本側文化関係者の派遣等を補佐した。
  • 2015年度は国際交流事業として行ってきた、日・アラブ首長国連邦(UAE)芸術家・文化人等交流事業の集大成となる本がUAE側(交流事業で日本に滞在したアル・ハノフ・ムハマンド、ムシン・スリマン、タラール・サリム・アル・サビリの各氏著作)と日本側(俳句集「亜剌比亜」堀田季何 著)で刊行された。
  • 2015年度は社会貢献事業として継続して「フューチャーラボ東北」に協賛した。これは2013年より開始された文化庁・文化芸術発信拠点形成事業で、2011年に大震災を受けた東北の人々と、国内外の様々な分野のクリエーターが共にリサーチ、対話、ワークショップを行いながら自然と人々の暮らしを再考し未来への提案の礎を築く学びの場とする継続的なプログラムである。イギリス・ロンドン芸術大学と提携し、学長でもあるアーティストのクリス・ウェンライト氏、同大学で教鞭をとるデザイナーのロビン・ジェンキンス氏、ヨーロッパを中心に活躍しているオーストラリア出身の音楽家、キャシー・ミリケン氏を招き、現地で滞在しアーティスト・イン・レジデンスの形式でリサーチを行い、被災地の方々と共に創り上げる音楽とパフォーマンス、ヴィジュアルアートの参加型イベント「We are All Stars」を開催した。
  • 2015.6.20 陸前高田市出身で世界的に活躍している写真家・畠山直哉が震災後の故郷の様子を撮影し続けている姿をドキュメンタリーにした映画「未来をなぞる写真家・畠山直哉」の上映会(岩手県陸前高田市コミュニティーホール)に協賛しました。
  • 2015.3.31 モハメド・ビン・ラシッド・ファウンデーション(MBRF)と連携した「日・アラブ首長国連邦(UAE)芸術家・文化人等交流事業」の平成26年度事業・作家交流プログラムの事業報告書が刊行されました。
  • 2015.3.17 ~ モハメド・ビン・ラシッド・ファウンデーション(MBRF)と連携した「日・アラブ首長国連邦(UAE)芸術家・文化人等交流事業」の平成26年度事業・作家交流プログラムにMBRF側派遣作家に選ばれたアル・ハノフ・ムハマンド、ムシン・スリマン、タラール・サリム・アル・サビリの各氏が東京に滞在、京都奈良、鎌倉にも赴き、主に伝統文化についてリサーチしました。
  • 2015.1.18 ~ 2.15 モハメド・ビン・ラシッド・ファウンデーション(MBRF)と連携した「日・アラブ首長国連邦(UAE)芸術家・文化人等交流事業」の平成26年度事業・作家交流プログラム日本側派遣作家に選ばれた文月悠光、中島桃果子、鶴川健吉、堀田季何の各氏がドバイに滞在、MBRFの案内でアラブ首長国連邦の各地を視察、現地作家、文化人と交流を深めました。
  • 2014.12.1 モハメド・ビン・ラシッド・ファウンデーションと連携した「日・アラブ首長国連邦(UAE)芸術家・文化人等交流事業」の平成26年度事業・作家交流プログラムの作家選定1次審査を行いました。
  • 2014.9.29 モハメド・ビン・ラシッド・ファウンデーションと「日・アラブ首長国連邦(UAE)芸術家・文化人等交流事業」の調印式を執り行いました。
  • 日・アラブ首長国連邦(UAE)芸術家・文化人等交流事業」事業開始しました。 日本人作家をUAEに派遣開始し、ドバイにて記者会見を行いました。

組織 組織

■ 評議員
・岡村 勲  (弁護士、岡村綜合法律事務所 代表)
・一柳 慧  (作曲家、神奈川芸術文化財団 芸術総監督)
・髙嶋 達佳 (株式会社電通 会長、公益社団法人メセナ協議会 会長)
・見城 徹  (株式会社幻冬舎 代表取締役社長)
・片山 正夫 (公益財団法人セゾン文化財団 常務理事)
・石原 良純 (俳優)

■ 理事
・石原 愼太郎 (作家)代表理事
・寺田 保信  (寺田倉庫株式会社 会長)
・中野 善壽  (寺田倉庫株式会社 代表取締役社長)
・家村 佳代子 (建築家、キュレーター、女子美術大学 非常勤講師)
・五藤 信隆  (株式会社五藤光学研究所 取締役社長)
・三枝 孝臣  (株式会社アブリオ 代表取締役社長)
・石原 延啓  (アーティスト、総合学院テクノスカレッジ 特別講師)

■ 監事
・鳥羽 史郎  (公認会計士、鳥羽公認会計事務所 代表)


お問い合せ・アクセス お問い合せ・アクセス

一般財団法人 日本芸術文化国際交流財団
Japan Arts and Culture Foundation
〒145-8615 東京都品川区東品川2-6-10
TEL: 03-5781-8055
Email: info@jacf.or.jp